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某有名予想師のコラム:10月31日(日)東京 天皇賞(G1)

10月31日(日)東京競馬場 第11レース 天皇賞(G1) 芝2000m

◎7枠 13番 ゼンノロブロイ
○8枠 16番 リンカーン
▲6枠 11番 ナリタセンチュリー
△1枠  2番 テレグノシス
×7枠 14番 ヒシミラクル
×8枠 17番 ダイワメジャー
×2枠  3番 シェルゲーム


このレースは、いろいろ思い出深いレースになっている。エアグルーヴが牝馬で好走したり、第3コーナーを進んだところで足を折ったサイレンススズカもいたりした。今回に関しては、おそらく勝っていたであろうキングカメハメハが引退になってしまった。恐るべし秋の天皇賞!たった1頭の馬がいなくなっただけで、これほど難しいイレースになってしまうとは・・。私は、4週間前の時点で、秋華賞はスイープトウショウ、秋天はキングカメハメハが勝つとG1予想は、とっくにみんなに言っていた。秋華賞は当然のごとく「ありがとう!」だったが、秋天は、てんでわからなくなってしまった。ここでキングカメハメハの松田調教師に一言、「クロフネ、タニノギムレット、そしてキングカメハメハと日本競馬界の至宝となるべき馬を何頭つぶせば気が済むんだ!」少々怒りが込み上げてくる。
と、ここで秋の天皇賞の予想を始めたいと思うが、頭になりそうな馬が何頭もいるし、強力な復帰馬も目に付く。物差しになる馬が不在で、力加減が非常に微妙。買おうと思えば何10点も買い目が立つ。ありがたいんだか、ありがたくないんだか、ブツブツ・・。
そこで週末が雨という予報ということも頭にいれ、馬格もあり実績馬でもあるゼンノロブロイを本命◎にする。同馬は、昨年の菊花賞からイマイチ勝ちきれない。前走でも「勝った!」と思ったところを格下馬ナリタセンチュリーに足元をすくわれ2着となった。今週の調教で異例の「6頭併せ」を敢行し、本番さながらのハードな調教!陣営もこの2着続きにピリオドを打つべく、究極の仕上げを目指した調教だろう。鞍上に名手ペリエを迎え、必勝体制を整えたと見る!!  この馬を勝ち馬と想定したとき、対抗で外せない馬が1頭いる。世代のライバルとも言える リンカーンだ!同馬にとってこの距離が少し足らないように思えるが、東京の長い直線を考えれば、勝ち負けに持ち込める計算だ。放牧明けだけに当日の馬体重、出来が気になるが、絶対能力を信じてみよう。 ▲には、ナリタセンチュリー。 前走の京都大賞典が『圧巻』。いよいよ本格化した感がある。トニービーンを父に持つ同馬が東京で走らないわけがなく、血統的にも狙い目。△にテレグノシス。 1600mであればこのメンバーでもダントツの◎だ。距離適性を考えここまで評価を落としたが、とにかく「東京では走る!」というよりも「東京でしか走らない」。距離だけ持てばここでも主役級!以下、G1を3勝している実績ダントツ馬ヒシミラクル。勝っても勝っても人気にならず、私に18万馬券というすばらしいプレゼントをしてくれた馬だ。今週水曜日に目一杯追い、変わってくれば楽しみな1頭だ! 次にダイワメジャー。言わずと知れた今年の皐月賞馬。前走の大敗が大きく評価を下げオッズ的にも結構付くだろう。しかし、前に行くスピードもあり展開的な利が今回見込める。馬券的妙味もあり、すすんで買いたい1頭!! 最後の1頭に、シェルゲーム。 ローエングリンがいなければこの馬が逃げ馬。今回もゲートさえ良ければローエングリンより前でレースをする可能性がある。自分のペースでレースが出来れば、相当しぶとい馬だ。
他にも買いたい馬が何頭もいる。中でも今年の安田記念の勝ち馬ツルマルボーイ!良馬場でこその馬なので今回は無印としたが、G1馬をなめると痛い目にあう。 他にもダンスインザムード、アドマイヤグルーヴ、サクラプレジデント、シルクフェイマス、バランスオブゲームと全くいらない馬は無いくらいだ。 厚い印を付けた4頭以外は全頭横一線。ここ10年で一番難しい秋天だ!

追記
前回のコラムで結婚報告をして、数多くの方々からお祝いの言葉を戴きました。この場を借りてお礼を言います。ありがとう!




競馬ソフト研究所

Last Update : 2004年10月31日 00:03