競 馬 ソ フ ト 研 究 所


某有名競馬予想師からのコラム

先週今週と枠を見ずに予想を書いている。(出走回避した馬がいたらゴメンナサイ)。普段から私の予想を見ている人は、ちょっと面白くない予想かもしれない。枠がわからないため単純に今の馬の実力だけで印を付けている。当然色んな見方もあるが、新聞紙に書かれている人気馬が強くて勝つわけではない。たまには、こういう予想の仕方も面白いと思っている。

8月22日(日) 新潟11レース アイビスサマーダッシュG3

◎ カルストンライトオ
○ コスモラブシック、タカオルビー、シルキーラグーン
○ 外枠の馬

JRAで開催される中で一番距離の短いレースだ。しかも新潟開催の同レースは、日本でここでしかない直線競馬だ!スピード馬No1決定戦!と言っても良いだろう。このレースの争点は、いかに外枠を引くかだ!一番外のゲートを引いた馬が1000m、一番内を引いた馬が1020mを走る!と考えると丁度いい具合になる。それくらい外枠のほうが良いレースだ。ただ、JRAにも開催時期を考えてほしい。開催が進むにつれて内側が悪くなるのは当然で、1000mのレースなのに内の馬は20mくらい余分に走らなければいけない計算になる。こんな馬鹿なことがあっていいのだろうか?よって、枠が発表された時、外枠の馬を買うのをお勧めする。よ〜〜いドン!で終わってしまうレースなので、あまり力差は考えなくても良いだろう。迷わず外枠を買うことが高配当GETの近道。ここでは、スピード重視で予想を立ててみる。
◎が、カルストンライトオ。この馬は、1200mは長すぎる。実は、私自身1000mでも長いと思っている。一番向く距離は、おそらく500m〜600mだろう。この馬は、ゲートを出ると同時に圧倒的なスピードでハナを切り、そのままゴールまで勢いで行く馬だ。追ってから全く味はない。ただ直線の1000mであれば、ぎりぎりスタミナはもつだろう。このレースのレコードホルダーでもあり、落とせない一戦だ!よってこのカルストンライトオから外枠の馬を流せばよい馬の実力だけで3頭上げるとすれば、コスモラブシック、タカオルビー、シルキーラグーンあたりだろうか・・。格に関係なく外馬が圧倒的に有利だ。


8月22日(日) 小倉11レース 阿蘇ステークス

◎ オースミステイヤー
○ コスモリバーサル
△ ロングカイソウ
× ビッグゴールド
× ホーマンベルウィン
× トップジャンボ
 
面子を見ると、勝負付けが終わった感もあるメンバー構成だ。一発という面では、ダート2戦目で慣れも見込め、底の割れていないビッグゴールドくらいだろう。前走を見る限り、ダート適性はソコソコあるように見えるが、ダート巧者と言う程には感じられなかった。よって、◎は、オースミステイヤー。前走は、芝を使ったが、同馬は、いかにもダート馬らしい走り方をする。このメンバーなら妥当な評価だろう。次に○のコスモリバーサル。この馬もここに入れば大威張り!基本はこれら2頭で決まり!!! 面白いのが、ロングカイソウ。今までの過去実績を全く無視し、うまくハナが切れ楽に走れるようだと、意外な伏兵になる恐れがある。馬券的妙味もあり、ちょっとかって見たい気にさせる。以下、ビッグゴールド、ホーマンベルウィン、トップジャンボと続く。



8月22日(日) 札幌9レース 第40回札幌記念 G3

◎ ハッピールック
○ ローエングリン
▲ バランスオブゲーム
△ ファインモーション
× モノポール
× マイネルアムンゼン
× ダービーレグノ

過去に色んな思い出があります。ジャングルポケットも見ました。エアグルーヴも走りました。さすがにG1馬を札幌競馬場のような近くで見ると迫力があります。共通していることは、2頭ともトニービン産駒!今回の札幌記念はファインモーションが飛び抜けて売れるだろうが、人気ほどの実力差は無いと見た!まともならファインモーションだろうが、以前にも書いたようにこの馬は、マイルから1800mがベストだろう。2000mは、
ちょっと長い感がある。しかもあの燃えやすい性格!前走の函館記念(G3)では、武豊がうまく乗り2着を確保したが、今回は、レース間隔も詰まっており、いつも通りの“行く気”を見せてしまうことだろう。よって今から言う4頭は、五分の扱い。ハッピールック、ローエングリン、バランスオブゲーム、ファインモーション。全ての状況を考えると、この4頭は、横一線で、選ぶのが大変だ!そこで、◎には、ハッピールック。思い出深いエアグルーヴ、ジャングルポケットと同じトニービン産駒!名門藤沢厩舎の2頭立ての1頭だ!鞍上も乗れているホワイト!ということもあり、屋根に不足はない。十分狙いが立つので狙ってみる!!!2番手○には、ローエングリン。最近この馬らしい競馬は、鳴りを潜めているが、やはりスピードを生かした競馬が理想だろう。父にsingspielを持つ同馬は、スピード、スタミナとも文句無くそろそろ復活してもいい頃だ。ハナを切れそうな面子だが、速すぎればファインモーションがカカルところを助けてファイン向けの流れにしてしまうし、ゆっくり逃げれば同馬のポテンシャルが生かせない。非常に注文の付く乗り方だが、名手、横山典弘がどのように乗るか!興味の有る一戦だ!▲に、バランスオブゲーム。安田記念(G1)3着は、この中では大威張りの実績で、私個人も、とってもこの馬から買いたい!?!ツルマルボーイが勝ったレースだが、バランスオブゲームの3着は、“負けて強し!”の内容だったとも言える。ただ、・・ジョッキーがなぁ・・・・(以下省略)。よって▲にしてみた。次に△には、ファインモーション。このレースでというより、この馬の場合は、レースを使ってきた時点でいつも頭から買うか、ヒモにするか悩んでしまう。カリカリとする面があり、どうも気性が落ち着かない。先にも述べたように、16〜1800mがベストだと思うが、2000〜2200mでも当然通用するし、この距離が全くだめということではない。ただ、割引材料が数多くある!力があるのはわかっているが、オッズを考えると、リスクが高いと思えてしまい買いにくい1頭になってしまう。単勝で5倍も付けば全てのマイナス材料に目をつぶり買いに走るが、2倍台では買えない馬になってしまう。よってここもヒモ扱い。スーパージョッキー武豊が惚れ込んだ馬だけにこれ以上軽い印は打ちようがない。以下、モノポール、マイネルアムンゼン、ダービーレグノと続く。
備考としてマイネルアムンゼンが放牧明けとは思えない万全の出来だ!という話を耳にしたが、この馬はG3馬だと思っている。いつも好走はするが、『札幌記念では用は無い!!』・・・・・・と思ってみたりする。






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Last Update : 2004年08月20日 19:00